"X-BLADES (X ブレード)" 購入

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概要
(デジタルカメラが事情により使用不能のため箱自体の画像はここに後日掲載予定)
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参考動画 (実演映像)
発売元 : UBISOFT
発売日 : 2009 年 4 月 30 日
希望小売価格 : 7,329 円
購入価格 : 7 月 18 日時点で 3,269 円 + 送料 340 円 (Amazon マーケットプレイスにて、ソフト自体は新品)
 
「駆ける!跳ぶ!斬る!撃つ!ロシア発、痛快ハイスピードアクション、登場!」
簡単な評価
 このソフトは値崩れの速さが尋常ではなかった。まだ発売してから 3 ヶ月も経っていないのに、早くも半額を割っている。さすがに内容が気がかりだったので少し評判を見てみると、「クソゲー」との声が多数見つかった。まずゲームとして半分を割ることの方が珍しい Amazon のカスタマーレビューで半分を割っていたことからも何となく "地雷" の予感が漂ってくるが、この安さとトロフィー取りが容易 (らしい) との魅力には勝てず、ついに入手してしまった。
 とりあえず終盤まで来た現在言えることは、"このソフトを手に取る理由がないなら、試さない方がいい" ということだ。発売元の UBISOFT はフランスの会社なのだが、このゲーム自体はロシアの Gaijin Entertainment というところが製作している模様。Gaijin というのがあの "外人" のことなのかは気になるところだが、主人公の名前が漢字表記ではないにしろ "Ayumi" になっているので多分そうなのだろう。
 このゲームはいろいろな部分が惜しすぎて、"クソゲー" ではないが、平均値未満の "駄作" に近い内容になってしまっている。これが単にロシアで製作されたというのなら、"ロシア発のゲームなんてほとんど聞いたことはないが、ロシアのゲーム会社もそれなりにやるのだな" という評価を与えられたかもしれないが、注意するべきは、これは他のゲームと何ら変わらない価格、発売体系を以てして出回っている、お金を出してまで買っている娯楽なのだから、ロシアで作られたことは言い訳にはならない点だ。PS3 などで発売されたゲームとして見るのなら、その評価はやはり覆ることはない。
 何から指摘すればいいのか、そもそもの問題は、外観から始まる。タイトルの画像から何か嫌な予感はしたのだが、文字の見にくさがすごい。
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タイトルからいきなり 90 年代のコンピューターゲームを見ているかのような安っぽさを醸し出している。それは別に本質的なところでないからどうでもいいといえばそうだが、普通に文字が認識しにくい。字幕の文字が小さい。二枚目にあるとおり、ソウル云々の文字など、トロフィー獲得時の文字よりも小さく、よほど画面に近くないとなんて書いてあるのかよく分からない。それに自体そのものがあまりよくない。これもまた 90 年代を演出するのに一役買っているようだが、二つ合わせてやや減点といったところ。
 遊び方は、いたって単純、□ボタンで手持ちの双剣を振り回して敵に当てるだけ。×ボタンでジャンプする。ガードなどといった受けの概念はなく、攻めこそ最大の防御なゲーム。ガードがないので、自分が動いて避けるか、ひたすら攻撃するかのみ。戦略性はほとんど無い。戦略性をさらに失わせているのは、ごり押し、言い換えれば"肉を切らせて骨を断つ" ほかないような状況に遭遇することになるのが非常に多いことや、敵が異常に硬く、大量に出現し、しかも攻撃力が異常に低いといった、アクションゲームにはあまりあって欲しくないゲーム性にある。このせいで、どんどん敵をなぎ倒していく三国無双のような爽快感もないし、一体一体を華麗に仕留めていくような別の種類の爽快感も感じることができない、中途半端な内容になっている。そしてこのゲームを "駄作" に仕立て上げた最も罪の重い犯人の一つが、公式不正ツールともいうべきショップの存在である。主人公は敵を倒すかその辺に落ちている菱形のアイテムを取るなどすると、"ソウル" というものを集めることができる。これは右上に数値化されて表示される。この数値に応じて新たな技を覚えたりできる。これはいい。しかし、他にできることがあって、なんとアイテムと称してソウルを払えばその場で HP が全快したり、スキル発動のためのゲージ、レイジゲージを満タンにさせたりすることができてしまう。これは公式チートツールというほかない。
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このように、SELECT ボタンを押せばどんな状況でも開けるショップから、アイテムを選んで、こういうアイテムをソウルを払うことで購入すれば、あっという間に HP が全快する。マップからショップに行けば買えるとか、買ったらちゃんと自分で隙を見て使用しないと意味がないとか、そういうことは一切無く、選べばその場で全快。
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ゲーム自体は、各面を道筋に沿っていくことで進んでいく。だが、アクションゲームとしてあまり嬉しくない点があり、敵を全滅させなければ絶対に次の面へ進めないという仕組みになっている。それは常識の範囲内でなら別にいいのだが、非道いのが、敵の出現量は無尽蔵かと思わせるくらいに多いのだ。一度に 5-10 体が、それも何回も繰り返し出てくるので非常に作業感が強い。面にもよるが、同じ敵の出現パターンを 20 回近く見なければならなかったり、もうここまで来ると一応このゲームにもコンボはあるが、そんな華麗に仕留めるのを楽しむ余裕などありはしない。
 その敵個別についてだが、敵は、ショップにてスキルを購入することで対処できるようになるものがある。
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スキルもアイテムと同じく取得すれば即使用可能に。通常はボタン割り当てを行って、以降対応ボタンを押すことで利用可能になる。主人公は手に持っている双剣で攻撃するか、R1 ボタンによる銃攻撃で敵を倒すが、正直なところどちらも攻撃力が異常なまでに低く、たとえば双剣だと敵を 10-20 回くらい斬らないと倒すことができない。そんなのが何体も取り囲んできて、かつ何回も沸くのだから、いちいち剣でちまちま斬っていては日が暮れてしまう (銃は、さらに威力が低い) ので、上は一番最初なのでないが、話を進めるにつれて取得可能になる魔法で攻撃していく。魔法は非常に強力で、たとえば銃で 10 発近く撃たないと死なない空中の敵が、魔法を一回当てただけで死ぬなど、バランス崩壊もいいところな威力を持っている。なお魔法には属性があり、通常攻撃を一切受け付けないといった敵も多数出現するし、ボスはほぼ全部魔法攻撃でしか倒す個ができない。題名を X-Blades から変えるべきだと思うくらい Blades が全然攻撃手段として役に立たない。この双剣で敵を斬る意味は、敵に打撃を与えるよりも、MP に相当するレイジ (怒り) をためる目的としての方が大きい。さすがに何十回も斬らないと倒せないようなのが何回でも沸いてくるのではレイジがたまってしまうのも至極当然のことだろう。レイジは時間とともに減少し、スキルを使えば一定量減少する。満タンなら単発魔法は 5-6 回撃てて、範囲系は 2 回撃てるくらいの量である。レイジは、敵を斬りつければあっという間に最大値に達するので、敵を斬る → スキル発動の繰り返しで敵を倒すのが基本といえる。また、敵から打撃を受けても、レイジを回復することができる。敵から受ける打撃は、一気に HP の区切り 1 つ以上持って行かれるような攻撃はごく限られている―たとえば、参考動画にもあるがファントムという黒い軌跡を残しながら空を飛んでいる幽霊みたいな敵は、通常は空から自分の方向に突っ込んできて打撃を与えてくる、それで、当たっても HP が減ったか減らないか程度の微減でしかないので痛くもなんともないのだが、数体集まると赤い線で繋がって謎の陣形を作り始め、この陣形が完成すると一気に HP は 1/3 以上持って行かれてしまうので、いくら通常攻撃が微減だからといって無視するわけにはいかなかったりするが、この手の敵はボス以外ではこれ一つしかなく、ほぼ全ての敵が単発では減ったかどうかも分からない程度の打撃しか与えてこない―ので、わざと攻撃されてレイジを増やして魔法を打ち込んで倒すという戦略がボス戦だとしても十分に通用してしまう。もし HP が減ってもショップですぐ回復すればいい。このゲームはレイジを回復するクリスタルというのが面上に数カ所あって、1 分程度の周期で再出現するようになっているが、ボス戦ではそんなものに頼っていては慢性的なレイジ不足に陥るので、わざと攻撃されて敵が死ぬまで打ち返す戦法をするのが最良 (あるいは、レイジをショップで即回復させて攻撃魔法を打ち続ける) という、なんともお粗末なゲーム性になっている。難易度、楽しさを更に下げる要素は、命中に関することで、銃あるいは遠距離魔法で撃てる相手を捉えると、敵が赤い丸で囲まれていわゆるロックオンの状態になる。ここで魔法などを放つわけだが、この状態で攻撃すると、攻撃はほぼ必ず当たる。どんなに動きが速い敵でも自働ロックオン、そして発射すれば当たる、アクションゲームにあるまじき構造になっている。この辺は参考動画を見れば分かるが、攻撃魔法は一回も外れていない。そして肝心のターゲットは非常に狙いづらく、自分で選ぶことはできない。単に視点中央にいる敵がロックオンされるだけ。だから複数体いると要らない敵にターゲットが移って苛立ちに襲われることは必至宇。このように、操作系に関してはよい点は見あたらない。
 あまりいいように書いていないことからも分かるとおり、やはり高い評価は与えられない。なにより、敵が同じパターンで何回も出現したり (無駄に内容を水増ししているように見える)、敵が異常に硬かったり、狙った相手への遠距離攻撃は確実に当たってしまうなど、敵が一度に多数襲ってくる割には爽快感・陶酔感に欠ける。かといって、コンボといった制度があるが、敵が多すぎて余裕でコンボが中断されるうえ、とにかく空中の敵が場外から攻撃してきたり、壁にめり込んで見えない状態になったところから攻撃されたり、敵の攻撃手段が非常に理不尽なためコンボも基本的に長続きせず、これによる爽快感というのもあまりない。二度目になるが、非常に中途半端なゲーム性で、どちらかといえば駄作よりの評価となる。
 肝心のトロフィーについては、アクションゲームでありながら既述の様々な理由により、スキル介入度が全くといっていいほどない。敵を 1 万体倒すだとか、ソウルを 5,000 万集めるだとか、腕前よりもひたすら同じ作業に耐えるかどうかの試験をやっているかのよう。同じアクションでも Mirror's Edge とはまるで正反対 (こちらは操作の腕前さえよければどのトロフィーもさっさと取れるが、苦手なら悠久の時間を要す) のトロフィーの方向性になっている。トロフィー取りなら安いしショップでアイテムを買えば常に無敵状態みたいなものなので、ゲームとしては非常にぬるいから、買ってみるとよいだろう。プラチナはまだ見えているような段階ではないが、50 % くらいなら 2-3 日で余裕で到達できると思う。

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